スマートコントラクトとは、簡単に言えば契約の自動化です。すなわち、契約の申込み、承諾、履行というプロセスが、情報処理技術により自動化され、瞬時に決済されるものといえるでしょう。
簡単な例は、自動販売機やスイカによる自動改札です。フィンテックやブロックチェーン技術により、金融取引や不動産売買にも、スマートコントラクトが広がる動きがあります。契約書、請求書、領収書が不要になるというだけではなく、自動決済により債務不履行のリスクがない、つまり弁護士がほとんど要らなくなる時代が近くなっているのかもしれません。廃棄物処理委託においても、台貫で廃棄物を計量した時点で、自動的に処理業者から排出事業者への請求および支払が同時完了するという姿は、それほど遠くないのかもしれません。