廃棄物処理法
2018年12月03日

プラスチック資源循環戦略(案)パブコメ

環境省は、プラスチックの資源循環を総合的に推進するための戦略の在り方について、審議をしていました。この成果として「プラスチック資源循環戦略(案)」が作成され、パブリックコメントが実施されています。

基本原則では、ワンウェイの容器包装・製品をはじめ、回避可能なプラスチックの使用に徹底的な3Rを推進することとしています。
また、重点戦略として、レジ袋の有料化義務化(無料配布禁止等)、ワンウェイの容器包装・製品等の再生材や、紙、バイオマスプラスチック等の再生可能資源への適切な代替を促進するとしています。さらに、事業者や地方自治体など多様な主体による適正な店頭回収や拠点回収の推進や、最新のIoT技術も活用した効果的・効率的な回収方法を幅広く検討するとしています。
今回の戦略では、長期的な数値目標が明確に示されたことも注目されています。
リデュースについては、2030年までに、ワンウェイのプラスチック(容器包装等)を累積で25%排出抑制。
リユース・リサイクルについては、2025年までに、プラスチック製容器包装・製品のデザインを、技術的に分別容易かつリユース・リサイクル可能なものとする(困難な場合には熱回収可能性を確実に担保)。
また、2030年までにプラスチック製容器包装の6割をリサイクル又はリユースし、2035年までにすべての使用済プラスチックを熱回収も含め100%有効利用する。
2030年までに、プラスチックの再生利用を倍増するようし、バイオマスプラスチックを最大限(約200万トン)導入するよう目指すこととしています。
https://www.env.go.jp/press/106186.html
https://www.env.go.jp/press/files/jp/110266.pdf

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