ジャストトランジションの直訳は「公正な移行」ですが、特に気候変動に対応する過程で発生する雇用問題・失業問題に対し、適切な雇用対策が必要であるという意味に使われています。
社会の変化は常に雇用に影響します。有名なドーデの小説「風車小屋だより」は、産業革命によって風車が廃れていく様子を、叙情豊かに描いていました。現在は、気候変動によるエネルギー政策の転換と、AIによる産業の自動化が同時に押し寄せており、これによる雇用への影響は未曽有のものになる可能性があります。まさに、「誰一人取り残すことなく」気候変動に対応するためには、一体どのような政策が必要なのでしょうか。企業の自主的努力だけで、失われる雇用に対応することができるのでしょうか。日本及び世界の労働組合が、ジャストトランジションを求めています。
https://www.env.go.jp/council/06earth/y0611-07/mat02_6.pdf
https://world.350.org/ja/tuc-backs-divestment/
