SASBとは、Sustainability Accounting Standards Board（米国サステナビリティ会計基準審議会）のことです。
持続可能な社会を目指し、機関投資家によるESG投資が加速化しています。しかし、投資家が求める情報と、企業が開示している情報にギャップがある場合、双方の目的を達成することができません。情報にギャップが生じる原因は、マテリアリティの問題、すなわち投資家が重要だと思う情報と、企業が重要だと思う情報の捉え方が食い違っていることにあります。そこで、SASBは、産業界を11セクター77業種に分け、業種ごとに、投資家が重要だと思う項目を明示することによって、ESG情報開示の効率化・最適化を進めています。特にTCFD（気候関連財務情報開示タスクフォース）提言に対応する情報開示において、SASBの指標の活用が可能です。舌を噛みそうな英語の略語が多いですね。
https://assets.kpmg/content/dam/kpmg/jp/pdf/jp-integrated-reporting-20180606.pdf
