海外動向
2019年05月13日

米国には可燃ごみがない?

米国のほとんどの州は、家庭ごみや商業施設の事業系ごみの焼却を行っていないため、可燃ごみという区分がありません。

日本では、家庭のごみは、可燃と不燃に分け、ペットボトル・ビン・缶などのリサイクル品は分別して出すことが一般的です。今回視察したポートランド及びサンフランシスコでは、家庭ごみの種類は3種類。青いカートンに入れるリサイクルごみ、緑のカートンに入れるたい肥ごみ、黒いカートンに入れる埋立ごみです。食品残渣や庭の剪定枝はたい肥ごみになります。リサイクルごみを細かく分別しないのは、市民が間違ってしまうことが多く、一緒に集めて選別施設で機械的に選別する方が効率がよいからとのことでした。生ごみが入っていないため、選別施設の衛生状態は悪くありません。このようにリサイクル分別を簡素化する方法は、シングルストリームと呼ばれています。
http://www.cjc.or.jp/j-school/c/c-8-9.html

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