英国は、2018年3月、不法投棄、不適正保管等の現場対策として、公務員の権限強化を行いました。
行政担当者が不法投棄・不適正保管の現場に行って注意しても、反対に脅かされたり抵抗されたりして、改善を命じることが困難なのは万国共通のようです。英国では、不法投棄対策強化のため、行政担当者に対し、現場の従業員に直接指示して、廃棄物の撤去を命じることができる権限を与えました。さらに、すべての廃棄物行政担当者は、ボディに装着するビデオカメラを支給されました。これにより、行政担当者の指示内容およびそれに対する相手方の対応のすべてが録音・録画され、後日の裁判で証拠化することができます。動かぬ証拠は、犯罪を撲滅するうえで重要です。
https://www.gov.uk/government/news/new-powers-to-crack-down-on-waste-crime