海外動向
2019年12月23日

紛争鉱物:コンゴのコバルト鉱山訴訟

2019年12月、人権擁護団体のInternational Rights Advocatesは、アップル等の巨大IT企業に対し、集団訴訟を提起しました。

携帯電話や電気自動車に使用されているリチウムイオン電池には、コバルトが使用されています。世界のコバルト主要産地は、コンゴ民主共和国です。ここで児童労働による死者や事故が多発しているとして、人権団体がアップル、アルファベット(グーグル)、デル、マイクロソフト、テスラに対し、米国ワシントンDC連邦裁判所に集団訴訟を提起しました。技術の進歩は、新たなビジネスと雇用を生むだけではありません。特に開発途上国の鉱山には、労働問題、環境問題、資金源に大きな問題があります。企業のサプライチェーンマネージメントをどう管理するか、重要な課題です。
http://www.iradvocates.org/press-release/iradvocates-files-forced-child-labor-case-against-tech-giants-apple-alphabet-dell

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