インターネットの普及により、働き方が変化しています。
従来は社員が行っていた仕事を、単発で外注して、請負契約で料金を支払う。会社にとっては、必要な時だけ仕事を頼むことができ、また労働者も自由な時間に好きな所で仕事ができる。このような働き方が多くなる社会は、ギグエコノミーと呼ばれています。しかし、良いことばかりではありません。賃金等が保障されず、労働者の生活は不安定になりがちです。カリフォルニア州は、2019年9月いわゆるギグ法と呼ばれる法案を可決し、一定の場合には請負契約の形であっても、雇用とみなして、有給休暇・残業代・社会保険等の権利を認めることとしました。日本も今後終身雇用が崩れ、様々な働き方が共存するようになるでしょう。人生100年時代、生きがいと生活保障の関係を、法律はどう調整していくのでしょうか。
https://www.jil.go.jp/foreign/jihou/2019/07/usa_04.html