海外動向
2019年05月13日

プラスチックごみの輸出入規制・バーゼル条約改正

2019年5月10日、バーゼル条約の締約国会議において、汚れたプラスチックごみを輸出入の規制対象に加える条約改正案が採択されました。

バーゼル条約は、有害廃棄物の輸出入を規制しています。2017年、中国が廃プラスチック等の輸入規制を強化したことにより、欧米及び日本等の先進国は、廃プラスチック類等の輸出先を他の途上国に変更しています。しかし、食品残渣等が付着した品質の悪いプラスチックは、輸出先で環境汚染を引き起こすことから問題となっていました。今回、日本及びノルウェーは共同で、バーゼル条約に汚染されたプラスチックの輸出入規制を加えるよう提案しており、これが採択されたものです。条約改正は2021年1月に発効する予定であり、それまでに日本は国内法を整備する必要があります。なお、米国はバーゼル条約に加入していません。
https://www.meti.go.jp/press/2019/05/20190514006/20190514006.html

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