温暖化対策
2019年03月25日

フロン排出抑制法・閣議決定

2019年3月19日、フロン排出抑制法の改正案が閣議決定されました。

 フロン類は、安定的で人に害が少ないとして、冷蔵庫やエアコンの冷媒として広く使われてきました。しかし、オゾン層を破壊することが確認され、代替フロンへの転換が行われました。しかし、この代替フロンも温暖化の原因となるため、より温暖化係数の低い冷媒への移行が進められています。今回の改正では、ユーザーがフロン回収を行わない違反に対する直接罰の導入、廃棄物・リサイクル業者等へのフロン回収済み証明の交付義務付け、建物解体時の機器廃棄の際の取組強化などが行われています。
 世界的な取り組みの強化により、オゾン層は回復傾向にあるとのこと。地球の危機は救われました。しかし、温暖化対策は、オゾン層保護の対策よりもはるかに複雑で困難な道のりです。規制と自主的取り組みをミックスし、着実な成果をあげることが必要だと思います。
https://www.meti.go.jp/press/2018/03/20190319001/20190319001.html
http://www.env.go.jp/press/106566.html
http://www.env.go.jp/press/files/jp/111103.pdf

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