公益法人日本産業廃棄物処理振興センターの機関紙に連載されている産廃鼎談に、横田勇氏をお迎えし、北村喜宣教授と私がお話を伺いました。
横田氏は廃棄物処理法制定時に、法律そして政省令制定に厚生省の担当として深く関与された方です。法制定過程で、上下水道・公共工事・河川の浚渫などについては「都市廃棄物」という概念で、都道府県に主体的な責任を負担させる構想があったという点は、興味深かったです。排出事業者・都道府県・市町村・市民が、適正処理及び物質循環にどのような役割分担をすべきか。法制定の当時から、大きな課題であり、全省庁と産業界を巻き込んだ議論が行われていたことが分かります。法律は、生みの苦しみもありますが、その後社会の変化とともに、改正を重ねて生き続けています。
https://www.jwnet.or.jp/info/kikansi/assets/files/kikansi_202404_p13_23.pdf