プラスチック
2024年11月05日

再生・バイオマスプラのマスバランス方式活用

環境省は、2024年9月26日、「プラスチック資源循環におけるマスバランス方式の活用に関する基本的な考え方」を公表しました。

プラスチックの資源循環を進めるうえで、製品に100%再生プラスチックやバイオマスプラスチックを使用にすることは困難です。また、原料の段階で再生プラスチックが一部使用され、さらに複数の原料を混合使用して最終製品を製造する場合、最終製品にどの程度の再生プラスチックが入っているか、厳密な割り当ても困難です。そこでその割当方法について、マスバランス方式が使われることになります。今回公表された考え方では、1.環境効果の把握、2.環境価値の適正な管理、3.適切な表示・コミュニケーションの3つの要素が重要であると指摘されています。外部専門家への相談、認証制度の利用などが提案されています。環境効果及び環境価値の測定は困難であり、これを把握するために制度がどんどん複雑化していくことは、製造者にとっても消費者にとっても、理解しにくくなっているように思います。
https://www.env.go.jp/press/press_03754.html
https://www.env.go.jp/content/000254454.pdf

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