自動車リサイクル法の運用において、破砕物からガラス・プラスチック類を資源として回収するインセンティブ制度が導入されます。
2024年11月14日開催された環境省・経産省の審議会の委員会において「使用済自動車に係る資源回収インセンティブガイドライン(最終取りまとめ(案))」が公表されました。
自動車を解体・破砕する段階で、シュレッダーダストと呼ばれる破砕くずが発生します。この破砕くずには、プラスチックくず、ガラスくずなどが含まれていますが、今まではこれらの資源を回収するシステムとなっていませんでした。そこで、破砕前の段階で、再生可能な資源をできるだけ回収し、破砕くずを減らすとともに、資源を有効活用するインセンティブ制度が導入されることになりました。リサイクルにはコストがかかりますが、そのコストは自動車を購入する段階で支払われている、リサイクル料金からインセンティブとして賄われる予定です。
https://www.env.go.jp/council/03recycle/page_00072.html
https://www.env.go.jp/council/content/03recycle03/000265077.pdf