海外動向
2018年10月22日

欧州飲料協会のプラスチック容器自主目標

今年の9月13日、欧州飲料協会は、EU・スイス・ノルウェー地域全体で、2025年までに清涼飲料水のプラスチックボトルを100%再生利用可能なものとするうえで、4つの目標を発表しました。

欧州飲料協会(UNESDA)は、コカコーラ、ペプシ、ネスレ等の大手ソフトドリンク会社で構成されています。EUにおいて、プラスチック戦略が進む中、UNESDAによる4つの目標は以下のとおりです。
・2025年までに、清涼飲料水のプラスチックの1次包装(ボトル、キャップおよびラベル)を100%再生利用可能なものとする。
・2025年までに、ペットボトルの製造には再生利用された原料を25%以上用いることとする。
・包装資材の再利用に関わる他業界と協力し、EUの全市場において、プラスチック包装の回収をさらに増やし、最適化する。
・詰め替え可能なボトルも含め、プラスチックの1次包装を再利用し、環境、経済的に理にかなったものとする。
ペットボトルなどのプラスチック容器は、今後どうなっていくのでしょうか。飲料メーカーの自主的な対応を急ぐのは、規制の動きが加速化していることも一因でしょう。メーカーにとって、環境配慮設計をするだけではなく、回収をどう増やすかが重要な課題です。
https://www.jetro.go.jp/biznews/2018/09/c3faa995ce3e0226.html

コラムTOPへ戻る