その他
2018年12月03日

グリーン購入法基本方針改定案・パブコメ

環境省は、グリーン購入法基本方針改定案への意見募集を実施しています。その内容を見ると、国のプラスチック廃棄物戦略が、随所に反映されています。

まず、コピー機については、少なくとも部品の一つに再生プラ・再使用プラの使用が求められています。
食堂については、利用者の飲食に支障を来す場合等を除き、プラスチックのワンウェイ容器等を使用しないこと、提供する飲食物の量を調整可能とすること又は持ち帰り容器を提供すること等により、食品ロス削減が図られていることが求められています。
また、小売業務については、消費者のワンウェイのプラスチック製品及び容器包装の廃棄物の排出抑制を促進するための独自の取り組みが行われていること、店舗において取り扱う商品の容器包装のうち、再使用を前提とするものについては、当該店舗において返却・回収が可能であること、プラスチック製の買物袋を提供する場合は、提供するすべての買い物袋に植物を原料とするプラスチックであって環境負荷低減効果が確認されたものが10%以上使用されていることが求められています。
自動販売機設置については、飲料容器の回収箱を設置するとともに、容器の分別回収及びリサイクルを実施することが求められています。
会議運営については、プラスチック製のワンウェイの製品及び容器包装を使用しないこと、繰り返し利用可能な容器等を使用すること又は容器包装の返却・回収が行われることが求められています。
なお、本改定案では、省エネの取り組み推進も取り入れられています。
グリーン購入法は、国及び自治体の努力義務にすぎませんが、SGDsの観点から、多くの企業がこの方針を取り入れることが望ましいと思います。
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=195180047&Mode=0
http://search.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000180043

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