2024年4月24日、公正取引委員会は、2023年公表した「グリーン社会の実現に向けた事業者等の活動に関する独占禁止法上の考え方」、通称グリーンガイドラインの改定を公表しました。
グリーンガイドラインは、国が目指す脱炭素等の環境負荷低減と経済成長の両立を推進するため、独占禁止法適用の明確性・透明性を示すためのものです。今回の改定は、石油コンビナートの構成事業者による共同の設備設置、原材料の共同購入、CO2の共同回収・再利用・貯留などの取組について、事業者から相談事例があったことを受けた内容です。アンモニア混焼、CCS(炭素貯留)などの事業が今後進むこと予定した内容といえるでしょう。その他の事案でも、脱炭素・資源循環にむけて、共同の設備や共同調達の取組の参考になると思います。
https://www.jftc.go.jp/houdou/pressrelease/2024/apr/240424_green.html